情報収集と散歩、そして、驚きの1日となりました。

最初は、漠然と1ヵ所にロングステイすることを考えていました。それでも、パタゴニアとイグアスー
の滝へは是非行きたいとも思っています。また、中米で一部体験したパンアメリカンハイウエイの
続きにも魅力を感じます。



航空機を利用すれば、短時間に達成できるのでしょうが、シニアには、お金はともかく、時間は十分に
あります。陸路が一概に安価とは言えませんが、同じお金を使うのなら、旅行内容を豊かにしたいとも
思います。



ホステルオーナー・アレハンドロ氏は、South Passを提案してくれました。
South Passは、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイパラグアイ、チリ、ボリビア、ペルー7ヵ国を
カバーしているバスで、14、21、30、60、90日間の設定があります。



近隣のチリ、ボリビアウルグアイへも行ってみたいと思っていましたので、利用価値がありそうな
バスパスです。それに、長距離の場合は、夜間移動になるそうですから、その分の宿泊費を節約出来
ます。



受付のMさんに、アパートの家賃を尋ねました。メキシコ通り周辺だと、1ヵ月800(19,200円)〜1,000
ペソ(24,000円)ほどだそうです。給料の話をしたら、最低賃金は、1,500ペソ(36,000円)と応えられ
ました。Mさんの場合、移動はコレクティーボ、また、節電、節約を心がけ、蓄えたお金で旅行をする
そうです。



ホステルから歩いて行ける観光スポットとして、サン・テルモを薦められました。メキシコ通りを
真っ直ぐに行き、15本目の道を右に行くと広場があるそうです。早速、散歩することにしましたが、
ここで、2つの間違いを犯しました。右折する通り名と、肝心の広場の名前を聞かなかったことです。



石畳の道や風格を感じさせる建物を見ていて、つい行き過ぎてしまいました。通りがかりの若い男性に
尋ねたたら、この辺一帯がサン・テルモと言われてしまいました。年配の男性に、観光スポットという
言葉を加えて尋ねたら、2ブロック戻って左折するように教えられました。


 
Mさんからサン・テルモと言われたのは、ドレーゴ広場のことでした。



こじんまりした広場では、タンゴの曲が流れていました。タンゴを踊っている絵の写真を撮ろうとした
ら、話しかけられました。値段を尋ねると、高いよと言われました。ジーンズに色あせた帽子、ひげも
剃っていませんし、時計もしていません。お金は少ししかないけど、時間ならたっぷりあると、頓珍漢
に応えて、会話が始まりました。



売っていたのは画家自身でした。更に、墨で書かかれた絵も見せてくれました。高いと言われた絵の
価格は、150ペソ(3,600円)でした。1ヵ月生活出来ると応えたら、笑っていました。実際、1ペソの価値
が、どの位なのか見当がつきません。2ペソあると、空港から市内までコレクティーボで移動できます。
恐らく、上手に使えれば、1ペソというのは、かなりな価値があるように思えます。



日本語ではお祈りできないけど、スペイン語でなら出来ると披露したら、目の前に教会があると教え
られました。ヌエストラ・セニョーラ・デ・ベレン教会は、ちょうど門が開くところで、許可を得て
写真を撮りました。



汗はかかないのですが、くっきりした影が映る日差しの中を歩いたせいか、簡単な夕食を済ませたら、
寝てしまいました。Y氏とは、朝の内に挨拶していましたが、寝ている間に、チェックアウトされて
いました。



夜中に目が覚めました。ホステルのことで確認したいことがあり、受付に話しかけたところ、あなたに
電話と言われて受話器を渡されました。何かの間違いだろうと思いました。まだ、意識がはっきりして
いなかったのですが、名前を聞いて、ビックリしました。浦和先生からでした。ブログに、ホステルの
電話番号があったことから、連絡いただいたものです。



ブエノスアイレス在住の中務先輩は、先生と同期だそうで、K先輩は、先生より1年先輩だそうです。
チリの高橋先輩の電話番号も教えてもらいました。ブログをご覧いただいていたことに驚きましたし、
アルゼンチンまで、電話をかけていただいたことに、ただただ感激しました。






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