世界文化遺産クエバ・デ・ラス・マーノス(手の洞窟)へ行きました。

昨日の内に、ホテルのオーナーから、オプショナルツアーの案内を受け、申し込んでいました。午前7時、レス
トランを兼ねたロビーに集合です。6時45分に起きて、準備していたら、ガイド氏が迎えにきてくれました。



オランダ人カップル、ドイツ人女性と一緒になりました。ツアー料金は、140ペソ(3,500円)で、入園料が50ペソ
(1,250円)でした。エル・チャルテンで、手の洞窟のことを尋ねた時、入園料が物凄く高いと話していた顔が強く
印象に残っています。手の洞窟まで、片道3時間で、昨日来た道を2時間戻ることになります。



ドライバーガイド氏は、サンタクロースのような風貌で、流暢な英語を話していました。観光シーズンは、11月
から3月までだそうです。この辺りに、農場を持っていて、車で長いこと走って、ここからお隣の農場と言われた
時には、皆大笑いでした。



昔、羊を飼育するために、ニュージーランド人が招聘されたことがあったそうです。一頭の羊を育てるためには、
2ヘクタールの土地が必要だと言っていました。パタゴニアの冬の厳しさは想像もできませんが、牧場経営は、
常にそうした自然と向き合っているようです。時には、隣国チリの火山噴火という思わぬ災害を受けることも
あるそうです。



8000年前の手の洞窟では、50人ほど住んでいたようですが、現在の住人は、洞窟管理関係者6名だけだそうです。
2名の女性ガイドが、1時間交代で案内しているそうですから、毎日かなりの運動量になることと思います。



オランダ人カップルが、帰路、エル・チャルテン行きのバスに乗り継いでいました。バリローチェから来るバスを
利用するそうで、エル・チャルテンからのコースでは、設定できないそうです。ドイツ人女性は、北部のコルドバ
の大学で、ドイツ語を教えているそうです。



アルゼンチンでは、自国の通貨を信用していない人が多いと聞いて尋ねたら、通貨の切り下げを何度も経験させら
れた結果、外貨の方が安心できる習慣がついたそうです。1日で40%も下落したことがあったそうです。誰も銀行
からお金を引き出せない段階で発表されるそうですが、事前に分かっていたら、家を売り捌いて外貨で保有し、
デノミ後に、アルゼンチンペソに戻せば、家が2軒になる話だそうです。



ペリト・モレノには、15時半頃に戻りました。





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