いろいろありましたが、運が良かったことになります。

ウジューニからの夜行バスは、午前7時頃にビジャソンに着きました。バスターミナルから国境までタクシー代は、
3ボリビアーノス(約40円)でした。寒さでダウンジャケットを着込んでいましたが、さすがに暑さを感じました。



ボリビアの出国手続では、外国人は2番窓口に案内され、極めてスムースに出国スタンプが押されました。
アルゼンチンへの入国には、旅券を提示するだけで入国スタンプが押されました。
税関審査は、部屋の外で行われていました。



待っている間に、ダウンジャケットをスーツケースに納めたのですが、ここで、とんでもないミスを犯しました。
背負っていたデイパックを置き忘れてしまいました。税関検査台で荷物を検査されて、初めて気がつきました。
慌てて、元の場所に戻りました。デイパックは、亀がひっくり返ったような格好で、ありました。



列から少し離れた場所だったことや、側に女性が座っていたことなどから、そのままになっていたのかも知れません
が、瞬間、もう駄目だと思いました。旅券は、手に持っていましたが、パソコンや大半のお金を入れていました。



少なくとも、ブエノス・アイレスへ戻れるだけのお金は、常に持っていなければならないこと、また、カードは
使わなくても、現金とは別に保管しておかなければならないことを改めて痛感しました。



アルゼンチンの国境から、バスターミナルへのタクシー代は、4ペソ(100円)でした。これから、コルドバへ向かう
積もりですが、薦められていたバス会社は、夜まで待たなければなりませんでした。フフィ経由でコルドバ行の
バスがあると言われ乗りました。フフィまで33ペソ(825円)、コルドバまでは、197ペソ(4,925円)でした。



短い時間で購入しましたが、ここでお釣りが16ペソ(400円)足りませんでした。また、荷物を預ける際に、保障と
して10ペソ(250円)かかると言われ、渡しました。乗車してから、車掌に尋ねると、任意で渡したのだろうと、
取り合ってくれません。黙認しているのではないかと言ったら、黙ってしまいました。



何はともあれ、コルドバへ行くためには、サルタまで同じルートをたどります。夜間の直通バスも魅力ですが、
ウマウアカ峡谷の景観を往復できることになります。嫌な目に遭っても、人は、自分に都合の良いように理解
したがるのかも知れません。



途中、ヘンダルメと呼ばれる軍隊のような制服の人達による荷物検査があり、全ての荷物が検査されました。
ここで、トイレを借りようと思ったら、車掌から、もう直ぐだから我慢するように言われました。ここには、
一刻もいたくないような感じでした。



アルゼンチンからボリビアへ向かう際は、ノーチェックでしたが、ボリビアからのバスには、必ず検査が行われる
そうです。ドラックの取締りが主目的なようです。



フフイに到着したのは、14時でした。Fバス会社へかけあったところ、お釣りは、よく確認するようにと言われて
しまいました。別の代理店ですから、責任などは全く感じていませんし、騙される方が悪いと言わんばかりでした。
ここでもクレーム先は、ブエノス・アイレスでした。



何度もバスに乗車しながら、ようやく分かったことは、乗車するバスの乗車券を持っている人だけが客であること、
荷物を預かる人は、恐らくバス会社の職員ではないこと、従って、客からのチップだけが彼らの収入と思えること、
だとしたら、チップで円滑に運んだ方が良いことになります。これからは、法外な要求には、対処できます。



フフイのバスターミナル内に、インターネット店がありましたので、コルドバ行の20時30分まで、ここで過ごし
ました。荷物預けに預ければ、当然料金がかかります。食糧の買出しにも行きましたが、その間、荷物を見て
もらうことが出来ました。お礼にパンを渡したら、買物していた時間を引いてくれました。1時間2ペソ(50円)と
言われていましたが、支払ったのは4ペソ(100円)でした。



出発間際になって、激しい雷雨となりました。





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