イグアスーのジャングルと滝へ行きました。

ホステルからバスターミナルは、歩いて3分ほどの所で、イグアスーの滝は、バスで30分ほどだそうです。
バス料金は、片道5ペソ(125円)。国立公園への入園料金は、85ペソ(2,125円)でした。



ジャングルとイグアスーの滝をセットにしたツアー(200ペソ・5,000円)に申し込みました。イグアスーの滝が
目当てで来ているのに、ジャングルとは変わった組み合わせだと思いましたが、参加することにしました。



このツアーで、相模大野で英語教師をしていたカナダ人男性と出会いました。デトロイトに近い所の出身だ
そうです。大昔、モンタナの林の中を馬で分け入ったことがありましたが、遠くから見ていた印象とは異なる
ものを感じました。ジャングルは、中へ入れるとは思っていなかっただけに興味がありました。



昆虫は、大の苦手ですので、虫除けを塗ってカメラを手にしていました。ツアーは、トラックに座席をあつら
えたオープンカーで、ジャングルの中を進みました。小さな猿が木の実を食べているところでは、しばらく
止まっていました。



ハプニングがありました。最初に、隣の女性が声をあげました。胸元に小さな昆虫が入り込んでいました。
前の座席にいたカナダ人が、突然座ったままジャンプしました。よほど驚かれたのでしょう。何しろ体長
10cmほどの蜘蛛が、体についていて、更に、左隣の人の右腕を伝っていました。前の列の女性が、その
蜘蛛を優しく手で払いのけていました。



ジャングルツアーを始めてから18年ほどになるそうです。ジャングルに、人や車が入ることは、自然を壊して
いるのか、自然に親しんでいるのか、人により判断が異なるかも知れません。好奇心的には、通常は経験でき
ないことを体験させてもらうことになります。



ジャングルツアーの次は、本命のイグアスーの滝です。カナダ人男性は、水着にビーチサンダル姿で救命胴衣
をつけていました。滝への見学には、正解だったかも知れません。ジャングルのことが頭にあり、防水靴に、
防水の上下で臨みました。ドイツから来ていた女性も同じような考えだったようです。



ツアーボートは、始めの内は、ゆっくり写真撮影ができるように、水しぶきがかからない程度の所を選んで
いましたが、次の段階では、水しぶきの中に入っていきました。水面は複雑な動きで、たくさんの渦がぶつ
かり合っていました。上からくる水と、横殴りの水などで、とても目など開けていられません。目を閉じて
いると、何だか滝の一部になったような気にさえなりました。皆、ずぶ濡れになっているのに、悲鳴をあげ
ながらも、誰もが喜んでいました。



滝の側の濡れた坂道を歩く際には、防水の靴が威力を発揮しました。ジーンズは、それほど濡れていません
でしたが、Tシャツは、上の隙間からの水で、びしょぬれでした。ビーチサンダル、靴と、履き分けるのが
良さそうです。



9時45分にスタートしたツアーは、12時30分頃に終了しました。イグアスーの滝を上から見学することができ、
悪魔の喉と呼ばれる近くまで、ミニ電車が走っていました。



明日は、ブラジル側からイグアスーの滝を見たいと思って、バスターミナルのインフォメーションセンターを
訪ねたら、日本人は、日帰りでもビザが必要で、月曜日まで待たなければならいと言われてしまいました。
日帰り限定ノービザという特例を当てにしていましたが、諦めることにしました。



また、イグアスーからウルグアイモンテビデオへの直通バスがあると聞いていましたが、そのようなバスは
運行されていないそうですので、ブエノス・アイレスへ戻ることにしました。





人気ブログ・ランキングへ