サン・マルコス・デ・コロン市のフェリア(祭)で、日本文化が紹介され

2007年7月22日のことでした。



アパートの先輩シニア海外ボランティア・柏田さんから、サン・マルコス・デ・コロンのお祭りに、
同地で活動の青年海外協力隊員・吉國さんが、市からの日本文化紹介要請に応え、同期隊員を核に、
広く協力参加を呼びかけていることを知らされました。



柏田さんは、活動先の車で送り迎えされていましたが、サン・マルコス・デ・コロンのフェリアを
話題にされたら、運転手のウィルメル氏から、自分の生まれ故郷で、実家が、ニカラグアとの国境
近くにあると言われたそうです。



柏田さんは、サン・マルコス・デ・コロンへは、レンタカーを利用し、運転をウィルメル氏に頼む
ことを思いつかれ、話は直に、まとまったそうです。先輩シニア海外ボランティアの五味さんと
一緒に、喜んで参加させていただきました。



首都テグシガルパから太平洋側へ向かうサン・マルコス・デ・コロンへの道路は、立派なもので、
立ち寄ったガソリンスタンドで、ホンジュラスの幹線道路は、荷積した大型トレーラーの重量に
十分耐えられように設計されていると教えられました。



道中のありのままの様々な光景を見られたことは貴重でした。サン・マルコス・デ・コロン市の
手前で、タイヤがパンクするというハプニングがありましたが、たまたまウィルメル氏の知り合い
の店の近くで、直ぐに修理してもらえました。ジャッキで車を持ち上げ、タイヤを外し、空気漏れ
の個所を手当するというもので、まるで、自転車のパンク修理のようでした。さほど時間もかかり
ませんでしたし、料金は覚えていないほど安価でした。



午前7時頃に出発し、サン・マルコス・デ・コロンには、正午に到着しました。日本文化紹介は、
夜のプログラムでしたので、昼食後は、闘牛見物、それから、宿泊先となった中庭でリハーサルが
行われました。JICAホンジュラス事務所からは、鈴木所長と、小田次長のお二人が合流されていま
した。



本番の日本文化紹介では、演目の都度、喝采を浴びていました。また、獅子舞の獅子が舞台から
降りていった時には、大人も子供も、大喜びしていました。



一同が舞台に勢揃いしたところで、サン・マルコス・デ・コロン市長から、謝辞が述べられました。
続いて、JICAホンジュラス事務所・鈴木所長に記念品が贈呈され、鈴木所長がご挨拶で締めくくら
れました。



冒頭、司会者が「サン・マルコス・デ・コロンは、お祭りで大勢の人を迎えていますが、普段は、
人も少なく、とても穏やかな所です。私達は、サン・マルコス・デ・コロンの暮らしが大好きで、
街を清潔に保っていることを誇りに思っています。ですから、この祭りの後、街がゴミで汚れて
いたとしたら、それは、私達ではなく、外からやって来た皆さんのせいですよ。」と、ユーモアで、
ポイ捨て文化に注意を促していました。



この日を境に、吉國さんは、サン・マルコス・デ・コロン市の有名人となり、以前にも増して、
顔を見かけられる度に、街の皆さんから親しく声をかけられるようになられたそうです。



(一部、柏田様の写真を掲載させていただいています。)





人気ブログ・ランキングへ