青年海外協力隊員による原爆展が開催されました。

2007年8月7日のことでした。



原爆展は、8月7日から8月9日まで、首都テグシガルパの国立芸術美術館(GALERIA NACIONAL
DE ARTE)で開催されました。



原爆に関しては、遥か大昔、小学校で、だったと思いますが、原爆の記録映画を見ました。
また、正確には覚えていませんが、ふるさとの街焼かれ...三度許すまじ原爆を、と歌った
のは、音楽の授業で、だったかも知れません。



青年海外協力隊員のミッションが、どのようなものなのかは、正直よく分かっていません。
ホンジュラス各地に点在する隊員達が連携して、任務以外の活動で、日本文化の紹介や、
こうした原爆展の開催など、昼夜が正反対のホンジュラスで、被爆国・日本の悲惨さを伝え、
二度と核を使用することのない世界平和を訴える等身大の活動は、尊いと思いました。



原爆展を見学に来ていた学校の先生達からは、是非、自分達の学校で話をして欲しいという
要望があったそうです。原爆展の会場を訪れた人達が、折り方を教えられながら折鶴を折った
ことで、更に、原爆展の印象が深まったのではないかと思われました。



毎年、原爆の日には、テレビ中継され、今に語り継がれています。
広島、長崎から、核のない平和の実現が、世界に発信され続けています。



今年4月7日の東京新聞一面トップ記事で、「非核国には核使わず 米、新戦略指針を発表」、
「核なき世界」を目指すオバマ大統領の意向を色濃く反映。また、4月9日には、「米ロ
新核軍縮調印 7年以内に1550を履行」、世界の核兵器の約95%を保有する両国が核削減への
歴史的協調を演出、と報じていました。



更に、4月14日の「核物質管理4年で 安保サミット、共同声明へ」では、議長を務めたオバマ
大統領の「冷戦終結後、国家間の核対立は終わったが、核攻撃の危険性は逆に高まるという
歴史の皮肉に直面している」「核兵器製造につながる核物質は数十カ国に存在する。リンゴ
1個分ほどのプルトニウムがあれば、数十万人の命を奪うことができる」「(国際テロ組織)
アルカイダが核物質入手に成功すれば必ず使うだろう。彼らに核兵器が渡れば、世界は破滅
する」といった言葉が、報じられていました。



青年海外協力隊員による活動とは別な次元で、テロの核使用という脅威が懸念されています。





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