図らずも、ブログを再開する切っ掛けとなりました。
数日前、角倉から、小学校時代の友人・丸谷氏が、「闇の列車、光の旅」という
ホンジュラスから陸路でメキシコ、更に、米国へ向かう映画の感想を聞きたいと
いう連絡を受けました。ブログも見られていたそうで、更新されていない指摘も
あり、昨日3人で会うことになりました。
偶然でしたが、この映画を見ていました。
日比谷界隈と言えば、旅行業界にいた者にとっては、航空会社や旅行会社を思い
浮かべますが、今は隔世の感があります。様変わりした広場の一角の映画館で、
「闇の列車、光の旅」という何とも不思議な題名の映画に出会っていました。
スペイン語の題名は、シン・ノンブレ(SIN NOMBRE)ですから、直訳だと、名前
(題名)なしでということになりますが、映画の内容から、このタイトルが付けら
れたようです。
久しぶりに聴いたスペイン語や、ホンジュラスとメキシコの空の明るさを懐かし
く思いましたが、映画の内容は暗いものでした。ホンジュラスでは仕事が見つけ
られないこと、顔や体に刺青をした犯罪グループのマラス、アメリカへの不法入
国など、貨物列車の屋根の上の移動に、夢が託されていました。
映画は、ホンジュラスの貧しさの一面を捉えてはいるのでしょうが、極めて限ら
れたもののように思えました。ものの見方や焦点の当て方によって、受ける印象
が異なってくるのは当然なことなのかも知れません。日本で、せっかく、ホンジ
ュラスや中米が紹介されるのなら、もっと一般的な日常をと思いますが、それで
は映画にならないのかも知れません。
親友の友人に初めて会いましたが、同世代ということで話も広がり、2時間あっ
という間の暑気払いとなりました。
ブログは、海外へ行く機会があれば、記録したいと思っていましたが、書ける範
囲で続けていこうと思い直しました。