数字が語る旅行業2010を入手しました。
6月16日付で発行されていました。2007から購入して4冊目となりますが、これ
までと異なっていたのは、旅行会社だけで組織されたJATA(社)日本旅行業協会の
単独発行ではなく、観光産業を横断する、交通機関、施設、ホテル、レストラン
など、旅行会社をも含めたTIJ(社)日本ツーリズム産業団体連合会との共同発行
になっていました。
逆境にあった2009年のアウトバウンド・インバウンド
2009年の海外旅行者数1,545万人、訪日外国人旅行者数679万人
2009年の日本人海外旅行者数は、前年秋以降の経済減速による消費マインドの
冷え込み、企業業績悪化によるビジネス需要の減退に加え、新型インフルエンザ
の影響により、前年(1,599万人)を下回る1,545万人となった。インバウンド実績
は、前年比マイナス18.7%でした。
シニア世代(60歳以上)の海外旅行者数は、SARSやテロの影響を受けた2003年は
188.8万人と大きく落ち込んだが、2004年には258.9万人という急激な回復を
みせ、2007年は302.3万人とはじめて300万人超となった。2008年に減少したもの
の、2009年には303.3万人となり、年齢層別構成でも19.6%を占めている。
2009年の出国率は、前年より0.4ポイント下がったが、シニア世代の出国率は、
前年より0.3ポイント上昇した。
シニア世代のデスティネーション構成比を全体と比較してみると、ヨーロッパ・
ロシア、中近東・アフリカなどが高くなっている。
中南米のサンプル実績
2009年 全体 1.2% シニア男性 2.1% シニア女性 1.4%
2008年 全体 0.9% シニア男性 0.8% シニア女性 1.0%
2007年 全体 0.8% シニア男性 1.4% シニア女性 2.1%
海外旅行者の旅行先トップ50 (受入国統計)
1位 中国 2位 韓国 3位 香港 4位 ハワイ と続き、中南米では、
38位 メキシコ 40位 ブラジル 44 ペルー の3ヵ国が入っていました。