図書館でベリーズ関係の本を借りてきました。

知られざる国々 BELIZE ベリーズ

知られざる国ベリーズ刊行会編 1994年10月20日初版 暁印書館



冒頭には、ベリーズの国旗、DR DAME MINITA E. GORDON元総督のベリーズと日本

の友好関係が永遠に続くことを心から深く希望いたしますという挨拶文と、着物

姿の女の子達と一緒に撮られた写真が掲載されていました。



国名のベリーズは、マヤ語で「ぬかるみ」を意味するそうです。1981年独立、

英連邦45番目の加盟国。四国ほどの国土で、人口は約17万人とありますが、

2008年現在の人口は、 31万1000人のようです。ほぼ中央見開きの頁は、上空

から撮影したブルーホールの写真で、次の言葉が添えられていました。



ベリーズには何もない。

しかし、時に委ねてしか得られないものはすべてある。

ベリーズのよさは、あるいは知名度のなさにあるのかもしれない。

ブルー・ホールでダイバーとなって、その神秘的な色に包まれるのもいい。

キー・カーカーにヨットで渡り、ヤシの葉陰で日がなリーフに砕ける波を

見ているのもいい。

シュナントニッチ遺跡に行って、マヤ文明の栄枯盛衰を夢見るのもいい。

すべては、現実の幻想楽園。

知られざるベリーズにあるものは、私たちが失ってはならないもの。

自然が自然のままにあることのすばらしさを、この国はきっと教えてくれる。



あとがきでは、近年、様々な分野でボーダーレス化が叫ばれております。特に

環境問題は一国、一地域に限った問題ではなくなり、地球規模による自然と人類

の在り方として厳しく問い直されています。まだ発掘のされていないマヤ遺跡が

多数存在する中米の国ベリーズにも、例外なくこれらの問題が起きています。

私たちはこの新しい国の政治・経済・産業・文化・教育等の発展を切に望むもの

ですが、ベリーズ本来の魅力である豊かな自然との共存が何にも増して優先され

なければならないことと十分認識しております。と述べられていました。






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