旅行博2010を見に行きました。
今年は、白鳥氏と一緒でした。来週には、フィリピンへ出発される白鳥氏に、
気の利いた歓送会を設定できないので、旅行博を誘おうと思っていると話した
ところ、快く応じていただけました。
フィリピンのブースに近づいたら、早速パンフレットを渡されました。ネグロス
島をPRしている人達でした。フィリピンのブースで、各地のパンフレットを入手
しながら、5人からサインをもらうと、手提げバッグの景品がもらえました。
資料入手もさることながら、限られたスペースのレイアウトを目にし、実際に
会話してみると、その国の雰囲気を感じられます。年に1度、自国をPRする国々
が一堂に会すのは貴重ですし、壮観です。
旅行業界に入りたての頃、査証取得業務で、各国の大使館へ行くのは楽しみで
した。待ち時間に、観光資料を集め、部屋にパンフレット棚を作って、眺めて
いました。数年後、その国を訪問した時、大使館の窓口の雰囲気が、その国の
雰囲気だったことを知りました。
フィリピンのブースで、JICA (Japan International Cooperation Agency)の
ブースがあると知らされましたが、この旅行博2010主催の日本旅行業協会JATA
(Japan Association of Travel Agents)の間違いではないのかと思いました。
白鳥氏が、JICAの手提げバッグを持っている人を見かけ、ブースを探しました。
これまで、世界旅行博は、欠かさず見続けてきました。定年後、JICAシニア海外
ボランティアとして、中米ホンジュラスに、活動の場を与えていただきました。
それが今回の旅行博2010では、JICA自体が、展示ブースを設けられていました。
とても嬉しい思いがしました。
知らない国との出会い、ミート ザ ワールド コーナーには、中米、カリブ海
諸国、西インド諸島の国々のエルサルバドル、コスタリカ、ジャマイカ、セント
ルシア、ハイチ、バルバドスのブースがありました。
中南米エリアでは、メキシコ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ペルー
を覘きました。
何気なく立ち寄ったレソトでは、フィリピン人女性が応対していました。
マガンダ ウマガ(タガロン語、美しい朝=お早う)と挨拶したら、早口のタガ
ロン語が返ってきました。レソトという言葉は、この間のワールドカップで、
何度か耳にしましたが、南アフリカ共和国に囲まれた王国の名前だとは分かって
いませんでした。
世界旅行博は、それぞれの国の民族衣装を見て回るだけでも楽しく、日本古来の
衣装も、とても新鮮に思えました。
白鳥氏には、旅行博2010の各国ブースを回るという、歓送会とは言えない歓送会
になってしまいました。
白鳥さん、長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
フィリピンでのご活躍を、お祈り申し上げます。