クロスロード増刊号は、シニア海外ボランティア20周年特集号でした。

現在、JICAベリーズ事務所と同じ建物内にあるボランティア連絡所に宿泊しています。昨日は、南部プンタゴルダで活動の
青年海外協力隊員が同宿していましたが、任地に戻られたため、今は、広いスペースを一人で利用しています。フルネームの
連絡ボックスに、国際ボランティアの情報誌クロスロード増刊号(2011年3月31日発行)が入っていました。

JICAシニア海外ボランティア事業は、日本政府ODA予算により1990年に技術協力の一環・シニア協力専門家としてスタートし、
翌1991年、マレーシアに4人が派遣されたそうです。1996年、現在のシニア海外ボランティアに制度と名称が変更され、今年度
20周年を迎えられます。これまでに、延べ4500人以上のシニア海外ボランティアが世界66ヵ国で活動してきたそうです。

シニア海外ボランティア20年の総括の中で、主な出来事が紹介されていました。
1990年 シニア協力専門家派遣事業開始(募集は登録制で実施)
1991年 マレーシアに初めてシニア協力専門家4人を派遣
1996年 シニア海外ボランティアと改称
2000年 募集を一般公募制に変更
2001年 派遣人数累計1000人突破
2003年 派遣50ヵ国を突破
2004年 派遣人数累計2000人突破
2006年 派遣人数累計3000人突破
2007年 青年海外協力隊と合同の派遣前訓練開始
2009年 派遣人数累計4000人突破

中南米のシニア海外ボランティアでは、ホンジュラスの国立職業訓練校(INFOP)ダビッド・チャベス・マディソン長官の
多様な分野の職業訓練の強化に貢献というメッセージが紹介されていました。掲載の写真中央には、作成したマニュアルを
配属先のINFOPに贈呈される森田正さん(訓練カリキュラム金属加工・平成18年度派遣)が写っていました。

JICAシニア海外ボランティア事業は、20周年の節目の年に当たられるそうで、改めて身の引き締まる思いがしました。



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