「ございます」という表現に、とても穏やかな響きを感じました。

このところ、日本人ではない人達の日本語を聞く機会が続いていました。昨日は、旧暦の
お正月を祝う台湾の皆さんの新年会に出席させていただきましたが、年配者から日本語で
挨拶されました。また、日本へ行ったことがあるという中年女性は、丁寧な日本語を話さ
れていました。

一昨日は、日本に6年間滞在されたことがあるシュムリック・バス イスラエル大使の穏やかな
日本語に触れました。更に、その数日前には、ベリーズ人男性から、別れ際に、ありがとう
ございます、と日本語で言われて、びっくりしました。

ベリーズ観光産業協会を訪ねられていたベリーズ人男性が話していた言葉は、とても押しが
強く、一歩も後には引かないといった印象を持たせるものでしたが、その人から日本語で、
ありがとうございます、と言われると、同一人物とは思えないほど好感が持て、嬉しく思い
ました。

シュムリック・バス大使が話される英語の印象も、穏やかな口調ですので、日本語との区別が
つきにくいのですが、丁寧な印象には、変わりがありません。台湾人女性が普段話されている
言葉の様子は分っていませんが、話された日本語では、とても淑やかな印象を受けました。

ありがとうの一言で、意味は通じますが、更に、ございますと続くと、とても穏やかな響きを
感じました。「ございます」の表現は、電子辞書で検索することが出来、御座います(ゴザリ
マスの音便)で、「有る」「(で)ある」の丁寧な表現と記されていました。

台湾、イスラエル、そして、ベリーズ、3人の方達に「ございます」という表現が、どの様に受け
止められているのかは分りませんが、日本語の響きが、とても平和な言葉のように思えました。

日曜日の今日は、雨で始まりましたが、今は、夕空が広がっています。



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