ひょんなことから、アノーナに出会いました。



バス乗り場には、既にレディビル行のバスが停車していました。何時の出発かを尋ねると、
17時半と言われました。15分もありましたので、側にある市場を覗くことにしました。

レモンを買いたかったのですが、今日はどの店にも置いてないそうです。何時も不思議な感覚に
なりますが、同じように見える店は、決して商売敵などではなく、皆知り合いのようで、自分の
店で用が足せないことが分ると、直ぐに他の店を紹介してくれます。

レモンは、木曜日に買えるとアドバイスされました。通りかかった店の前面に、見慣れないもの
があり、尋ねると、スペイン語でアノーナ、英語でコスタル アップルと教えられました。

見当もつかない顔つきを見た店主が、手で割って、試食させてくれました。

かなり甘い味で、カスタードアップルを思い出しました。中には黒い種もあり、よく似ていました。
大きさによって値段を決めているようですが、1個1.5ベリーズドルだそうです。
小銭は、3.75ベリーズドル(1.875米ドル)しか持ち合わせていませんでしたが、オレンジ8個を1ドル
で補給して、2.75ベリーズドルで、アノーナが2個買えました。

店主は、エルサルバドル出身のサルバドルさんと言われ、のっけから初対面とは思えない出会いと
なりました。

アノーナは、とても堅そうな殻で覆われているように見えますが、表面は、ぶよぶよしていて、
スポンジでも、少し強く洗うと、皮が破けてしまいました。電子辞書には、植物・果実バンレイシ
の3語で記されていました。

見かけは、とても食べたいなどとは思えませんが、中身は、とても美味しく、甘さは、メロン以上
かも知れません。まだまだ、知らないことばかりです。

17時半前に戻ったのですが、バスは、既に発車していました。



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